2009年2月15日日曜日

雑感 TVCM

普段はHDDレコーダーでCMを飛ばしてみていることが多いが、テレビを見ていてあるCMが目に留まった。ジャパネットたかたである。社長と共にビューティーこくぶと言うお笑い芸人が競演しているアレである。ビューティーこくぶは社長と並んでも似ていて、全く遜色なく実に面白い。ジャパネットも物まね芸人を逆手に使って、その商売っ気はなかなかのものである。まるでお笑い番組のワンシーンのようなCMは実に良い。

それに比べて、いつも見ていて残念に思うCMがある。永谷園の玉木宏の出演するコマーシャルである。玉木宏がどうこうという訳ではない。彼は今非常に売れていて、全くもって問題はない。問題は中身である。

昨年の夏の頃は「今、朝にお茶漬けを食べるお宅が増えている」、そして今は「お茶漬けが低カロリーだと知っていますか、たった160キロカロリー・・・」みたいなニュアンスのCMをやっている。

永谷園は有名大企業である。そのお茶漬けは十分に人気があるであろう。私もたまに食べる。しかし、朝に手抜きで食べる人はいるだろうが、栄養などを考えるとあまり褒められた食事ではない。また、ダイエット食として賛否両論はあるかもしれないが、低カロリーでも食事としては栄養の観点から言って全く褒められるべきものではない。

有名企業がCMで流せば、マトモに受け取る人もいるとは思う。しかし、食品業界の大手としては”食育”を推し進めるべき立場にありながら、私は”いかがなものか”と思う。

随分前だったと思うが、永谷園のお茶漬けのCMでADさんがただ美味そうにお茶漬けを食べるというモノがあった。あれはCMとして非常に優れていると思う。おかしなゴタクもなければ、嘘もない、ただ五感に訴えるといった手法だ。

CMはどんどん新しい刺激を求められるし、さまざまな手法を取るのはわからないでもない。しかし、あまりおかしな論理をCMで流さないで欲しい。子供たちが、朝毎日お茶漬けを食べるとか、ダイエットにお茶漬けを食べるなど、体を壊す手伝いをしているようなものである。

お茶漬け自体は私は好きだしこれからも食べるが、よく考えて販売戦略をとって欲しいものである。

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